ひぐらし

 腸流し編再プレイは、ようやく梨花ちゃんの「犬・猫」発言が終わったところです。
 しかしこれが困ったことに……この発言の「犬・猫」の特定作業のほうが、魅音・詩音の特定作業よりも面白いや(笑



 で、ちょこっとだけ追記。
 犬と猫の話をしているときの圭一君は、おそらく勘違いしているのです。梨花が主として話していることと、圭一が主として受け取っている内容は、おそらく食い違ってます。だから圭一が主観で「梨花ちゃんが○○と言っている」と判断しているときは、逆説的に「梨花は○○とは言っていない」という推測が成り立ちますw もっとも、ちょっとズルっこい考え方ですがw
 それと圭一くん、改めて読むと腹が立つこと腹が立つことw
 この子、祭具殿に忍び込んだことを話す際には、自分のことは徹底して「猫」と表現して絶対に名前を出していないのに、富竹や鷹野、そして詩音に関しては名前を出しちゃってるんですよね。
 つまり、祭具殿に忍び込んだメンバーとして、他人の名前を売って自分だけ安全圏に隠れようとしてる。しかもその関係で、台詞だけを追っていくと、圭一は何も悪いことをしていないのに、悪いことをしてしまった詩音の身を案じている優しいヤツ……なんて受け取られかねない応対をしてたりします。
 ここまで無意識に保身を図っているなんて、何て最低ヤローだw


 しかし実際、そうした視点で見てみると、ひょっとしたら梨花は話の最後まで、圭一は祭具殿に忍び込んでいない、と考えて会話しているかもしれないのです。
 そしてそれはひょっとしたら、圭一が最初に悪いことはしていないと言ったからかも知れず、また、魅音が「みんなに圭ちゃんは悪いことしていない」と言ったからかもしれないのですね。


 う〜む。そこのところどうなんだろう。
 「犬」とは誰なのかを考える際には、重要な分岐点になりそう。


 それと「猫」に関しては、以前どちらかで、梨花は話し初めと後とでは圭一の誤解にあわせて「猫」が誰かを変えて話している、という意見を目にした覚えがあるのですが、私にはそう感じられませんでした。
 確かにそう見ることもできるのですが、そうだとすると、その「猫」が指す人物が変わった場所……莉花が圭一と自分との会話の食い違いに気が付いたかもしれない場面は、圭一が「犬が猫に何度も問いただしに来た」と告げ、梨花が表情を曇らすところしか見当たらないのですね。
 ところがその後に梨花は「猫」について会話のはじめの頃と整合性を持った、変わらない表現を用いている。私の眼から見ると、「猫」の指す者は一貫している気がするのですよ。
 もっとも、一貫しているとして考えると、「犬」の推測が難しいのも事実なんですが……
 今のところ、はっきりとした答えは見えてこないなぁ。村長に噛み付く、がどんな行為のことを指しているのかもはっきりしませんから。失踪のことを指していると特定できるなら、幾分考えやすいのに。


 抽象的な表現って、嫌いだ。わかるかこんなもーん