そんなこんなで

 「たんぜん」ならぬ「ねんねこ」をタンスから出しました。
 死んだおばあちゃんが使っていたやつ。何度も縫い直してもうぼろぼろだけど、不思議とこれが一番落ち着くのです。赤ん坊の頃に、これと一緒におぶわれていたからかもしれない。
 結局おばあちゃんをおぶることは一度もなかったけれど、ね……