今日の買い物

 そして今日の買い物。


 ☆「新耳袋 第十夜」(実話怪奇談集)
 ☆「夜のピクニック」(著:恩田陸
 ☆「十角館の殺人」(著:綾辻行人


 新耳袋買ってきました。えへへ。今夜か明日か、それともいつになるか……
 とにかくちゃんと時間をとって、今回も一夜完読を目指します。
 これは百物語。
 現在発行されているものは99話までしか収録されていないのですが、初版で発行された第一夜では100話まで収録されており、それを一晩で読み終わった読者の身に不思議な現象が次々と起こったことで有名になった本ですから……読むときには必ず一夜完読、擬似百物語を完成して、怪奇現象が起こることを期待する、というのが私の読書スタイルなのです。
 まぁ、本当は怖い目には合いたくないわけだが。なんというか、意地。
 田原坂とか金縛りとか(このサイトに書いてない体験談がまだあります)、もうたくさんです。


 で、「夜のピクニック」は書店で見かけたので……
 先日「六番目の小夜子」を読んだ後、「この作者の純粋な青春小説を読んでみたい」と思ったのです。そして新耳袋を買いに行ったらそこにあったもので。
 しかしただ置いて在ったのなら、買わなかったかもしれません。私の目を引いたのは、『夜を徹して80キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」』という宣伝文。
 私はこれと非常によく似たイベントの経験者なのです。もっとも私が経験したのは大学で、名称は「遠歩」、距離は60キロでしたけど。おそらく日本中に同様のイベントをしている学校もあると思います。私の姉は私と違う高校でしたが、同じく60キロを歩く行事があったそうですから。
 この作者の青春小説、しかもモロに自分の経験とかぶる。
 それに気付いたら、もうレジに運ぶしかありませんでした。
 読むのが非常に楽しみです。もっともいつ読むかはわかりませんが……


 最後の「十角館の殺人」。これは私がよく訪問するサイトさんの日記で、この作者の「館シリーズ」が絶賛されていたからです。
 このシリーズは読んだことがないので、どうせ読むなら初作からがよかろう、と思って文庫版を買いました。
 しかしこれって作者のデビュー作なんですね。デビュー作にはその作者の全てが込められるものだ、という話を聞いたことがあるのですが、本当にそうなのかも。
 そういえば六番目の小夜子もデビュー作だったな、と。
 まぁ、本格的なミステリー小説(何をもって本格的とするのは知らないけれど。乙一のGOTHも確か「本格的」で大賞とってたもんな)なので、読むときには気合入れて読もうと思います。