太陽系第10惑星

 10番目の星が発見されました。オカルト的にも学術的にも以前からその存在が「予言」されていたわけですが(ですよね?)、本当に確認されると嬉しさよりも寂しさがこみ上げてくるのはなぜだろう。
 「謎」が残されてないと何事も張りがない。明日起こることをすべて知っているとしたら、その人は明日を生きる意欲が沸くのだろうか。
 最も新しい事実が確認されれば、謎も新しく生まれるもの。探る余地が無くなることはないだろうし、人類が全知になりうる訳もない。
 ただ、自分が認知している「謎」が減っていくのが悲しいのです。
 新しい「謎」を憶えるには、すでに自分という存在が擦り切れている気がしますし。