「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」

 http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/kfuln20061019006001.html?C=S

 いやあ、これは松本先生の方が我侭に過ぎるでしょ。
 不思議なことにこのスポーツニッポン以外の記事では槇原側の主張は載せられていないのがほとんどで、松本先生の方が正当な主張のような扱われ方をしています。
 結局松本側が文句を言ってるのは
 http://news.goo.ne.jp/article/nikkan/entertainment/p-et-tp0-061019-0012.html?C=S
 に載っている「ここ10年ほど、私の講演テーマとして、若者に何度も何度も語りかけてきた言葉を、第3者によって世間に紹介されるのは腹が立つ。」という点だけじゃないかと思うのですね。
 先に口を開いた人間以外は、同じ主張をしてはいけないのならば、松本零士以前にも同じ主張をし、夢と時間とを関連付けて述べた人はきっといるはずです。哲学とか、文学などにね。
 しかし私は、テーマと結論が同じだとしても、そのアプローチの仕方が違うのならば(娯楽と啓発の違い等も含めます)、それは十分に評価されて然るべきだと思います。
 このフレーズは先にも後にも松本零士にしか生み出せないフレーズなのか、また、世間一般に常識といわれるほど(少なくとも創作業界で、漫画と歌という業界の垣根を越えて、そして世代の垣根を越えて常識といえるほどに)浸透していたフレーズなのか。
 それを考えれば単なる偶然とみなして差し支えなく、目くじら立てて盗作と叫ぶには値しない気がします。
 ちなみに、私はそんな漫画の台詞知らなかったぞ(笑
 「銀河鉄道」という言葉を挙げて反論しているのは、それらを一言で表していて上手いな、と思った次第。
 ま、「銀河鉄道」も「夢」「時間」も、本当に盗作だったのか否かは、他人には推測しかできない点ではありますが。



 多分、盗作か否かでこじれてるんじゃないんだろうな。一回で終わらずに二回かけてるし。しかも直接。そこでいったいどんなやり取りがあったのやら。
 どっちが悪かったのかなんて、部外者にはわからんな。